ビジネスエリートのための 医学的に脳のパフォーマンスをMAXにする方法(小倉行雄)の次に読む本は、『When 完璧なタイミングを科学する』 著者:ダニエル・ピンク

あらすじ

実は、食事メニューと遺伝子情報には相性がありました。著者は労働衛生コンサルタントの小倉行雄氏。最新の遺伝子検査を活用した医療クリニックの現役医師でもあります。経営者やスポーツ選手などの仕事のパフォーマンス向上に貢献されています。本書は、遺伝子検査に基づいた「バイオメディカル療法」を紹介。この治療法では、個人の遺伝子を調べて、脳のパフォーマンスを最大限に働かせるのに必要な栄養素が特定できます。自分の脳にピッタリ合った栄養素を知ることで、仕事の成果や業績アップにつながります。

リハ文学/rehabun

遺伝的に足りない栄養素を知るカギは、ドーパミンなどの脳内ホルモンをつくる回路にあります。この回路には栄養素を調整する「水車」のようなシステムが稼働しています。「水車」は3種類あって、それぞれが担っている栄養素は、①タンパク質(肉)②葉酸(ほうれん草など)③タンパク質(大豆など)。問診も含めた遺伝子検査をすることで、メンテナンスすべき「水車」が判別できます。「水車」に対応した栄養素を積極的に摂ることで「水車」はグルグルと回転し、脳内パフォーマンスは最適化状態に。また、本書には遺伝子タイプ(脳の特性)を測る問診票や遺伝子タイプ別の食事アドバイスが掲載しています。あなたの遺伝子はどのタイプですか?

次に読む本

『When 完璧なタイミングを科学する』 著者:ダニエル・ピンク

「次に読む本」は、『When 完璧なタイミングを科学する』です。著者はダニエル・ピンク氏。『ハイ・コンセプト』(2006)や『モチベーション3.0』(2010)など世界的なベストセラー作家です。世の多くのビジネス書は「How(どのように)」という視点にあふれていますが、本書では「When(いつ)」に着目。人間の体内時計(朝昼晩を知らせる本能)には、クロノタイプ(Chronotype)という遺伝的影響があることを紹介。学術論文や調査データをもとに、仕事やプライベート、その人自身のパフォーマンスを最大化するために最適な「タイミング」を解説しています。

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時間管理を制するポイントは、クロノタイプにあります。クロノタイプは3種類。①ヒバリ型(朝型):人口の約14%、②フクロウ型(夜型):人口の約21%。③第三の鳥型(中間型):約65%の多数派。ある研究によると、クロノタイプは50%程度遺伝的に決定されている、とのこと。そのため、自分のクロノタイプを把握することで、仕事のパフォーマンスを最大化する時間帯を設定できます。私の場合、朝型の傾向が強いため、午前中は事務作業をこなし、午後にクリエイティブな仕事を行うのが最適解であることが分かりました。あなたのクロノタイプは何型ですか?

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2冊の本を選定した理由は、どちらの本にも、仕事のパフォーマンスを最適化する手段に「遺伝的情報」を採用していたからです。今までも「何を食べたらよいか?」「いつやればよいか?」という質問に対する「回答」はありました。ただし、「回答」の根拠は個人的感想や経験則によるものが多く、再現性や成功確率はどうしても低くなります。一方、今回選定した2冊の本には「遺伝的情報」という高解像度の根拠がベースにあるので「回答」の精度は高くなります。もちろん、遺伝子情報は万能ではありません。しかし、現代において最新最善の科学的「回答」である可能性は高く、優先的に試す価値はあるでしょう。ぜひ、2冊の本を手に取り、脳内パフォーマンスを最大化させる、あなた自身の「方法」と「タイミング」を見つけて下さい。




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