あらすじ
LGBTQだけでなく、ミソジニーやフェミサイドなど話題になった社会的状況や法律用語までを分かりやすく解説したマンガ本です。
マンガの途中で編集長の一言が散らばっていて、考えさせられる内容ばかりで本当に勉強になりました。性別、ジェンダー、セクシュアリティだけでは判断できない価値観がたくさんあるのだと、この本が教えてくれる。ジェンダー初心者にも最適です。
知らない用語も結構ありましたが、暗記ではなく昨今の事件やエピソードが職場から法律まで幅広く網羅していました。
自分もそうしてしまうかも、知らない間に傷つけてしまっているかもドキッとする短編ばかりで、読みやすかったです。
その人らしさ、自分らしさを大切にできるようにこれから過ごしていきたいと思います。
次に読む本
あのときも「こうあるべき」がしんどかった パレットーク
家族、友人、自分の在り方が徐々に変わり、思春期・恋愛・社会人・結婚など人生の節目を通して感じた「こうあるべき」をため込んだ本。日本ではまだまだ古き伝統や固定観念に縛られている部分が多く、少数派の声は届きにくい傾向にあります。「男は仕事するべき」「女は家庭を守るべき」などの家父長制も根強く残っていますが、少しずつ変わってきているという希望が見えるパレットークの続編です。
親や友人からは「女だから」という理由で様々なことを諦めさせられたり、制限を受けてきました。
私は私なのに、結局肉体の性別ですべてが判断されてしまう。服装、髪形などでも全部がセクシュアリティではなくジェンダーで判断されてしまっているのがとても苦しかったので、この本である意味救われました。
性的少数者や性についての知識・エピソードを配信しているウェブメディア「パレットーク」の書籍です。
あなたも無意識に「こうあるべき」を誰かに押し付けていませんか?自分が知らないだけで、あなたの目の前にいる人が世間では少数派のひとたちかもしれないのです。昨今のLGBTQブームで用語は浸透しつつありますが、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。「その人らしさ」を大事にして尊重させてあげるために、この2冊で正しく理解をしましょう。
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