あらすじ
後藤篤子は娘が派手婚を予定しており、なんと600万円もかかるという。夫の父が亡くなり、葬式代と姑の生活費の負担が発生、さらには夫婦ともに職を失い、1200万円の老後資金はみるみる減ってゆく。不安しかない。
金銭的な不安、娘が夫からのDV疑惑、夫の役立たずさ、姑との同居、小姑の金銭感覚。
どこにでもある家族がよく聞く問題を全て抱えこむ事に。結局一番大変な思いをしているのは妻の後藤篤子。
こういう時人生のパートナーでもある夫が支えになり、相談しあって協力すべきなのに、本当に役立たず。
何かあるとすぐに「任せるよ」嫌な事や面倒くさい事はすぐに妻にやってもうらう。夫という生き物はそういう所あるよ。
妻の奮闘をただ人ごとのように見ている夫。あなた将来に不安を感じないの?なんとかなるってなんとかしてきたのはいつも妻!!と少し自分の家庭と比較しながらやや興奮気味に読み進めました。
よし!分かった!お金の事徹底的に勉強して将来への不安は自分でなんとかしよう。
そこで次に読む本は「貯金すらまともに出来ていませんがこの先ずっとお金に困らない方法を教えて下さい!」
次に読む本
貯金すらまともに出来ていませんがこの先ずっとお金に困らない方法を教えて下さい!
著者 税理士大河内薫 漫画家 若林杏樹
NISA・iDeCoって本当にしなきゃダメですか?
You Tubeで大人気の税理士が教える 一番わかりやすいマンガお金の授業。
ネットでよくみるNISAやiDeCoの事名前だけはよく聞きますし、なんとなーくでしか理解出来なかったものが、マンガとエッセイという形で分かりやすく解説されていて読みやすかった。
そもそも国の社会保険や厚生年金の仕組みから丁寧に説明してくれており、何故、銀行に預けているだけでは駄目なのか、素人にも理解出来る内容になっていた。これは学生時代から勉強しておきたかった内容でした。
まずは現段階でお金の見直しをしながら、その都度にまたこの本を参考にしながらお金の勉強を継続していきたいと思いました。
ある政治家が発した「2000万円問題」老後にそんなお金どこから沸いて出てくるのか。
最初の小説でも1200万円の貯蓄と、夫の退職金で2000万円近くになるし老後は安泰と感じていた。しかし、実際は葬式代や介護費、娘の結婚代、思わぬ出費が嵩み1200万円の貯蓄なんて泡のようにどんどん消えていく。
特別なお金持ち以外なら誰でも抱える不安。小説でフィクションではなく、これは(老後の資金がありませんは)限りなくノンフィクションに近いと感じた。
今からでも遅くはない!大事なお金だからこそ、少しでも不安を取り除けていけばいいのではないか。
コメントを残す