「なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」(清水寅)の次に読む本

あらすじ

タイトルを聞くと、「どういうこと?」とはてなマークを思い浮かべる方は多いのではないだろうか。実際私も、「1万円もするネギなんて見たこともないが、いったいどんなネギなんだろう」と興味が湧いた。

著者の清水寅さんは、消費者金融に勤め始め、体操と卓球で培った体育会系の努力で会社社長を7社も歴任した経歴の持ち主。「才能が0%でも100%の努力さえあれば成功する」という信念でネギ農家になるも農家としての当たり前をどんどん覆し、会社組織の農業を作り上げた。

農家だけでなく、物やサービスを販売するビジネスパーソンにも生かせるヒントが学べる書籍である。

ティム
ティム

この書籍は、さまざまな失敗談が綴られている。自分がいいと思ったことに真っ先に取り組み、失敗を失敗と思わないメンタルでどんどん昇華していく。そういった著者だからこそ、1本1万円のネギを作って、「何年も待って、ようやく買えた」と思わせるほどのブランド価値のあるネギが生まれたのだと思う。失敗を恐れず行動していく大切さを改めて感じた1冊だった。

次に読む本

「100円のコーラを1000円で売る方法」(永井孝尚)

会計ソフトの会社を舞台に、「顧客の言うことは何でも引き受ける」というスタンスの宮前久美子が同じ会社のマーケティングに詳しい与田誠と格闘しながら、「価値を売る」というマーケティングを学んでいくというストーリーである。

「100円のコーラを1000円で売るとは、どういったことなのか?」と思う方が多いと思う。

実際私も「どういうこと?」とタイトルが気になって読み始めた。マーケティングが分からなくてもこの書籍は、安心して読むことができる。なぜなら専門用語を優しく解説しながら物語が進んでいくので、読み終えた頃には、基礎的な内容が頭に入った状態になれるからである。物やサービスを売るヒントとなるエッセンスがたくさん学べる1冊である。

ティム
ティム

私は、ブログをやっている。どうやったら物やサービスを売れるのか、どうやったら読者の悩みを解決できるのかを考えていたところでこの本と出会った。「ブルーオーシャン戦略」や「バリューセリング」など自分の知らないマーケティング用語がたくさん出てくるが、自分のブログではこれが使えるなと考えながら読んだことで、生かせる学びが多い本となった。実践的に役立つ技術を養える1冊である。

ティム
ティム

2冊に共通する点は、どちらもお客を相手にいかに「価値を売っていくのか」という点である。1冊目の「なぜネギ1本が1万円で売れるのか?」では、農家という立場ではあるが、消費者にいかに自分たちが作ったネギの価値を伝えるのかを試行錯誤した様子が伝わる。2冊目の「100円のコーラを1000円で売る方法」では、さまざまなマーケティングの方法を駆使して、自分たちの会計ソフトを顧客に満足してもらうにはどうしたらいいのかを描いている。

物やサービスの価値をどうやって伝えたらいいのか具体的に分かる2冊である。




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