思い出の修理工場(石井 朋彦)の次に読む本

あらすじ

大好きなおじいちゃんにもらった人形のフリッツを壊されてしまった日、悲しみにくれるピピは小さなおじさんにいざなわれ”あっち”の世界に行くことに。そこでピピは憧れていたおじいちゃんと同じ職人を目指すことになりました。 いっぽうピピが不在な”こっち”の世界では黒いエージェントが少しずつ町を崩壊させようとしています。 ピピは立派な職人になりフリッツをもとの姿にもどすことができるのでしょうか。そして”こっち”の世界を救う勇気を持つことができるのでしょうか。

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気弱な女の子の成長ストーリーでほっこりした気持ちになれます。 特に食べ物の描写が絶妙で、幸せな気持ちや、喉を通らない苦しみなどピピの心理を表現するのにとても効果的な役割を担ってると感じました。キャラクターも個性豊かでぜひ映像としても楽しみたいと思う作品。ラストの思わせぶりも気になります。

次に読む本

東京改造計画  堀江貴文

2020年一月頃からのコロナ騒動により、大混乱を巻き起こした東京に画期的な提案を述べた一冊。 都政や経済のみならず、小学生から高齢者の抱える問題までさまざまなアイディアが述べらています。

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ときにはダイナミックすぎな意見も散見されるが、あながち無茶な提案でもないかも…と思わせるのは著者の魅力だと思う。メディアでの印象が濃すぎて苦手な人も多いだろうが、著書を読むと個人主義でもないし、革新ばかりぐいぐい推してるわけじゃなく、無駄を嫌い今ある物の有効活用を常に考えているのが良くわかる。このひと人間が好きなんだろうなーとも思う。 発売まもなく購入したもので、すでに古い情報になってしまったこともあるだろうけど、再読しても、アリかも…と思ってしまう点が多く、バイタリティ溢れる内容で読み物として面白い。

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ピピが弟子入りした工場で「仕事の基本はせいりせいとん」とまず教えこまれます。これは掃除のことではなく、作業の分類化や優先順位の決定のことで、仕事はシンプルにスマートにと、なかなかクレバーな工場長なのです。 ファンタジーをベースに、あらゆる社会風刺が盛り込まれ、街やそこに住む人々は日々あらゆる問題と戦っている。住民は平穏と力強いリーダーシップを求めている。 古きと新しきの融合、平等にこだわりすぎず、でも公平性は保てるように。そういえば現実の世界でうるさく吠えてるおじさんがいたぞ!と意外な共通点を思い出したので次に読む本には東京改造計画をおすすめします。




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