あらすじ
人間という生物種がもつ知覚認知や記憶の誤りを具体的事例を用いて解説。この錯誤現象をふまえた人間の機械との付き合い方や生き延びていくための適応戦略で本書は締めくくられています。 技術革新などにより世の中の変化のスピードが加速する中で迎えたコロナ禍。これまでの常識が全く通用しなくなった社会環境において、自らの知覚、認知、記憶が誤る傾向を深く理解しておくことは、今後の生存戦略を組み立てていく上で役立ちますね。
次に読む本
知覚力を磨く(神田 房枝)
人間の知的生産プロセスである「知覚・思考・実行」という3つのステージの中で、最上流の知覚こそがこの不透明な世界を切り開いていく鍵となります。本書では主に絵画を題材として「観る」ことの大切さ、知覚をどうブーストさせればいいのか、そして知覚力を企業組織に活かすためのヒントが述べられています。
そら丸
人間の知覚・認知上の錯誤現象を理解しつつ、ロジカルシンキングやフレームワーク思考などの汎用技術だけでは行き詰まりを感じる人にとって、絵画などのアートを材料として自分独自に「観る」力を養っていくことは、今後ますます重要となっていくと考えられます。
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