ブックレコメンドで「三体」の次に読む本で紹介されていたので読んでみました。
あらすじ
5年前、いじめられていた女子高生が死んだ。雪の降った夜、現場は足跡のない密室だった。警察の捜査では自殺となっている。
生徒会長の馮露葵&後輩の顧千千は、この事件に興味を持つ。
司書の姚漱寒はミステリーマニア。図書館で披露した馮露葵の推理に興味を持ち、馮露葵と共に事件を調べることに。姚漱寒は事件当時高校3年生で、当時も調べまわったらしい。
馮露葵の自宅で姚漱寒や顧千千と事件について議論し、顧千千は馮露葵に泊まっていく。
翌朝、馮露葵と姚漱寒は、死体を発見する。5年前の事件が起きた場所で、雪の密室、凶器など共通点が多い。
学園が舞台なこともあり、まだ大人になっていない高校生たちの感情(憧れ、嫉妬等)も描かれています。
犯人は馮露葵でした。動機にはビックリしました。
次に読む本
そして、ユリコは一人になった(貴戸湊太)
百合&ミステリー&学園青春、という繋がりで選びました。
「ユリコ様」伝説。私立百合ヶ原高校では、名前がユリコの生徒に逆らうと不幸が訪れる。もし、ユリコが複数いた場合は、転校などで必ず一人になり、残った者がユリコ様となる。
新入生の矢坂百合子は、ユリコ様の候補となり戸惑うが、親友の嶋倉美月は積極的に伝説に首を突っ込む。
ユリコ様の候補となる生徒が、不可解な形で次々と死んでいく。犯人は誰か?果たして矢坂百合子は生き残れるのだろうか?
嶋倉美月が積極的に関わってくるので、妙だな、と思っていたのですが、この結末には驚かされました。
タイトル回収もお見事です。最後のページまで楽しめました。
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