こんなリーダーになりたい (佐々木常夫)の次に読む本

あらすじ

元東レ経営研究所社長で、ワークライフバランスの提唱者としても有名な著者が

  • 本田宗一郎、土光敏夫といった最近の人物
  • 毛利元就、徳川家康、西郷隆盛といった日本史上の人物
  • リンカーン、マザー・テレサといった外国の人物

といったメジャーなリーダー達から

  • 栗林忠道(太平洋戦争末期の硫黄島の総指揮官)
  • セーラ・マリ・カミングス(長野小布施の町おこしを率いるアメリカ出身の「台風娘」)

といったマイナーなリーダー達まで古今東西紹介し、末章にはリーダー論も展開する。 リーダーとは、地位ではなく、1人1人の意志や生き方なのだという学びが得られる。

次に読む本

非合理的な戦時中の過酷な戦場であっても、指揮官として最前線に立ち、現状の正確な分析や、部下と運命を共にする意志を貫いたという栗林忠道。

もっと詳しく知りたい・知られてほしいと思います。

散るぞ悲しき 硫黄島総指揮官・栗林忠道 (梯久美子)

太平洋戦争末期、日本国土の南の南・硫黄島で2万名の兵を率いて玉砕戦 を展開し、いまなおアメリカから最大の賛辞を受ける総指揮官・栗林忠道。

<リーダーとして> 現場主義を貫いて部下と寝食を共にし、形式的な礼を省略し、 部下の体調や成果、家族にまで気を遣い、具体的な戦法を説いて特攻を禁じた。

<仕事人として> 島の自然条件や敵国との戦力差を的確に見極め、 海軍従来の水際作戦ではなく、地下壕を活用したゲリラ戦で長期戦に持ち込んだ。

<家庭人として> 妻の手のあかぎれや勝手口の隙間風を心配して対処法を記し、 幼い子供に島での生活や夢で会えたことを語った、何通もの手紙を書き送った。

優秀で徳のある人々を無情な殺傷に巻き込む戦争の空しさや、このような人々の 辛苦の延長線上にある今の日本の豊かさを痛感せざるを得ない。

リーダーとしてだけでなく、仕事人・家庭人としても尊敬すべき人物であり、 ただ出世して部下の上に立つだけがリーダーではないのだと肝に銘じられます。




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