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『宇宙とつながる432Hzサウンドヒーリング 奇跡の音霊【太極律】チューニング』著:杉丸太一、有野真麻、Hi-Ringoの次に読む本は

あらすじ

ミュージックセラピストとして活動する杉丸太一氏が考案した、新しい調律法「太極律」を解説した一冊です。

現在、楽器の調律には一般的に「平均律」が用いられています。これは1オクターブを均等に分割し、平均値によって音程を決める仕組みです。多くの音楽で使いやすい反面、倍音(基音の倍の周波数をもつ音)が十分に共鳴しないという響きの特徴があり、本来の自然な調和とは異なる側面もあると著者は指摘します。

そこで杉丸氏が提唱するのが、432Hzと倍音共鳴を基盤とした新しい調律法「太極律」です。太極律は、従来の代表的な調律法である平均律と純正律の要素を取り入れながら、より自然で調和した響きを生み出す方法として紹介されています。

本書では、太極律を開発するに至った経緯に加え、音と意識の関係についての著者の思想や、内観の実践方法についても語られています。さらに、音の響きが心や意識に与える影響について、多角的な視点から考察されています。

また、書籍には平均律・純正律・太極律の音の違いを実際に聴き比べることができるQRコードも掲載されています。読むだけでなく、耳で体験しながら理解を深められる構成も本書の特徴です。

音の響きが心身に与える影響や、宇宙や意識との調和の可能性を探る、新しい視点の「音」のガイドブックといえるでしょう。

子どもの頃にピアノを習っていましたが、調律方法にいくつもの種類があることは知りませんでした。

本書では、ピアノという楽器が持つ構造上の特徴や課題にも触れられており、新たな知見を得ることができました。

書籍内に掲載されているQRコードから実際の音を聴き比べてみると、倍音の少ない平均律と、ほぼすべての音が倍音で構成されている太極律では、響き方に明確な違いが感じられました。

個人的な印象としては、平均律は一音一音が独立して区切られているような響きです。一方、太極律は前の音の余韻に次の音が重なり、層のように広がっていく感覚がありました。

平均律のほかにも、倍音を豊かに含む「純正律」という調律法があるそうですが、対応できる楽曲が限られてしまうという欠点があるとのことです。そのため、純正律の響きに魅力を感じながらも、実際の演奏では平均律を選ばざるを得ない奏者も多かったそうです。

その点、太極律は平均律で演奏されてきた楽曲にも対応できるため、新しい調律法によって音楽表現の可能性や幅がさらに広がるのではないかと感じました。

最近、瞑想の効果に関する論文を目にする機会があり、瞑想への関心が高まっていました。瞑想には、過敏になった自律神経を落ち着かせたり、ストレスを和らげたりする効果があるといわれています。

もともと瞑想にも興味があったため、本書を通してその関心がさらに深まりました。

今後、太極律が広く普及し、さらに発展していくことを期待しています。

次に読む本

『学芸員しか知らない美術館が楽しくなる話』
著:ちいさな美術館の学芸員

学芸員として15年以上働いてきた筆者が、美術館の裏側と美術の楽しみ方を紹介する一冊です。

本書の内容を章ごとにまとめると、次のような構成になっています。

第1章では、企画展がどのようにして生まれるのか、その舞台裏が紹介されています。
第2章では、学芸員の具体的な仕事内容について解説。
第3章では、美術館をより楽しむための鑑賞のヒントが語られます。
第4章では、美術館の運営を支えるさまざまなスタッフの役割が紹介されています。

本書は、2022年からnoteに投稿されてきた美術館のお仕事コラムをもとに書籍化されたものです。学芸員という立場から、美術館がどのように企画を立て、日々どのように運営されているのか、その裏側に焦点を当てています。

学芸員だからこそ知る美術館の成り立ちや日常の仕事を、わかりやすく紹介している一冊です。

私の趣味は美術館巡りです。美術館の裏側を知りたいと思い、本書を手に取りました。

期間限定の企画展は、海外や全国の美術館から作品を集めて開催される大規模な展覧会です。そのため集客も見込まれ、予算も大きく、商業的な側面を含みながら力を入れて企画されています。

私自身、これまで企画展を中心に鑑賞することが多くありました。しかし一方で、その土地に根ざした常設展やコレクション展の充実度も、美術館の魅力を支える重要な要素であると気づきました。

ビッグイベントである特別展に対して、変化の少ない常設展にどれだけ力を注いでいるか。そこにこそ、その美術館の「底力」が表れるのではないでしょうか。

こうした企画展や常設展を企画・運営しているのが学芸員です。本書を読むまで、私は学芸員の仕事を詳しく知りませんでした。展示室の端に座り、来場者を見守ったり作品解説をしたりする人、というイメージを持っていたのです。

しかし実際に展示室にいるのは「監視スタッフ」と呼ばれる別の役職であることを、本書を通して知りました。

日本の学芸員は、非常に幅広い業務を担うオールラウンダーです。作品の保管・管理や研究に加え、企画展の立案・運営(他館との貸し借りの交渉、予算作成、会場設営、図録制作など)まで担当します。美術館によってはスタッフの管理を担うこともあるそうです。

一方、アメリカやフランスなど海外の美術館では業務が分業化されており、マーケティングや管理、設営など、それぞれ専門のスタッフが担当する体制が一般的だといいます。

研究者としての役割に加え、設営やマーケティング、デザイン業務、さらには力仕事までこなす姿に、想像以上にハードな仕事だと感じました。

これまで私は作品そのものに集中して鑑賞してきました。しかしその裏には多くの人の支えがあることを知り、改めて感謝の気持ちを抱きました。

本書の中で特に印象に残ったのは、学芸員がすすめる「美術館の楽しみ方」です。アートは、生きていくために必ずしも必要なものではない。だからこそ、その「無駄」を楽しむという考え方に強く惹かれました。人間の行動に生まれる余白やノイズを、人間らしさとして味わうという視点にも深く共感しました。

これまで私は、作品の意味や正解を求めて専門家の解釈を調べることが多くありました。しかし本書を通して、「わからない」という感覚そのものを楽しんでよいこと、気負わず自分の感性で向き合ってよいことに気づきました。

プロの視点に触れたことで、これからはより自由に、そして身近なものとして美術館を楽しめそうです。

おススメポイント

今回紹介した2冊は、音楽と美術という、どちらも芸術に関する本です。

日々の生活に追われていると、目の前のタスクをこなすことに精一杯になり、心の余裕を失ってしまいがちです。

そんな忙しい毎日の中でも、芸術を楽しむための心の余白を持てたら――そんな思いから、今回この2冊を選びました。

美術も音楽も、作品に触れる時間を通して、自分自身と静かに向き合うひとときになるのではないでしょうか。

忙しい現代人だからこそ、芸術の楽しみ方を見つめ直すきっかけとして、ぜひこの2冊をあわせて手に取ってみてください。




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