松岡まどか、起業します AIスタートアップ戦記(安野貴博)の次に読む本は

あらすじ

有名企業の内定を取り消しを言い渡された主人公、松岡まどかは、ひょんなことから投資家からの資金援助を受け、企業をします。しかしながら、その援助には裏があり、1年以内に10億円の会社を作らなければならない契約であったことが判明。元内定先の上司や仲間たちと一緒に、彼女がスタートアップの難しさや苦しさを経験しつつ成長していく姿を描いた作品です。

小説ではありながらも、スタートアップ企業の良い部分だけでなく、悪い部分にもスポットライトが当てられていることが特徴です。反面、スタートアップ特有の状況が目まぐるしく変わっていくことが小説にも反映され、流れるように呼んでいくことが出来る作品です。嘘くささがない爽快感とエンタメ要素が欲しい方にオススメです!

次に読む本

ハケンアニメ!(辻村深月)

1クールで最も売れたアニメ作品、通称ハケンアニメの制作を目指す、業界の裏側を描いた作品です。監督・プロデューサー・アニメーターの視点でストーリーが進み、2つの製作会社がハケンを目指す姿が描かれています。

「どちらの作品がハケンを獲得するのか」と言ったエンタメ描写だけでなく、関わる人々の物語が描かれている作品であることが特徴です。400P超の作品とはなりますが、辻村さんの飽きさせない文章によりスラスラ読み進めることができる作品です。おそらく一般的な「辻村さんらしいジャンル」のイメージとは異なりますが、何度も読み返したくなる作品であると思います。

おススメポイント

メインのエンタメ要素「果たして、10億円のスタートアップが実現できるのか」「どちらがハケンを獲得するのか」で楽しませてくれるだけでなく、関わるメインキャラクターとその仲間たちとのストーリーに魅力があり、いつの間にかそちらに焦点を当てて読み進めてしまう、そんな作品です。清々しさもあり、いずれも読みやすい作品ですので、ライトな読書を求めている方はぜひご一読ください。




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