小説 妖怪大戦争 ガーディアンズ 著者 荒俣 宏の次に読む本は

あらすじ

2021年の夏に公開された映画「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の小説版です。
突然〈世界を救う勇者〉に選ばれた少年と、彼を巻き込んだ妖怪たちを描いた物語。

緑月文人

 主人公は、鬼退治などで名高い侍・渡辺綱の末裔である小学生の少年・渡辺兄(ケイ)。

 日本列島を東西に分断する裂け目、フォッサ・マグナ。そこに眠る古代の化石たちが1つに結集し、巨大な妖怪獣が生まれ、東京へ向かう。

 このままでは日本が壊滅してしまうと焦る妖怪たちは、主人公のケイに接触し……。

 映画は実際に見ていないのですが、すらすら読めました。著者の荒俣 宏さんは、妖怪評論家、博物学研究家と、いくつもの肩書を持っていらっしゃる方なので、あらゆる方面についての豊富な知識を交えた筆致で、物語が綴られています。

 ぬらりひょん、うぶめ、天狗、天邪鬼、化け狸、化け狐と様々な妖怪が登場しますが、その中で主人公のケイを導く「狐面の女」の正体が意外でした。(有名ですが、悪役として登場することが多い妖怪なので)

 映画は見ていなくても、妖怪に興味のある方はご一読を。

次に読む本

妖怪大戦争ガーディアンズ外伝 平安百鬼譚  峰守 ひろかず (著), 渡辺 雄介 (著)

「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の外伝にあたる小説です。
舞台は、いまだ人ならざるものが跋扈する平安の世。
 人を襲う妖怪を倒す勇敢な若武者・渡辺綱と、彼に命を救われた山の民の娘トキはともに戦いに身を投ずることとなり――
 こちらも作者さんの博識ぶりがよくわかる文章で、当時の支配構造・町の様子など平安時代の世界が細やかに書き綴られています。

緑月文人

 「妖怪大戦争 ガーディアンズ」の主人公・渡辺兄(ケイ)の先祖である渡辺綱の活躍を描いた作品で、

 この1冊だけでも楽しめるよう、綺麗に纏まった内容になっていますが、両方読んでみるとニヤリとするような場面もあります。

 妖怪達がわちゃわちゃと出てきて「ああ、これ作者さん楽しんで書いてるな」と思うシーンもあり、読んでいる方も楽しめました。

 もう一つの『妖怪大戦争』を味わいたい方はご一読を。

おススメポイント

緑月文人

水木しげるさんの生誕100周年で、妖怪に関するTV番組が多いと思ったので、この2冊を選んでみました。


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