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あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる(小澤竹俊)の次に読む本は、泣くな研修医(中山裕次郎)

あらすじ

現役のホスピス医(精神科医)、クリスチャンとして、自身のホスピス医としての活動や、緩和ケア、死生観、人生観が幅広くかかれている。緩和ケアに携わる人だけでなく、現代人すべてに問いかける一冊。ほんとうに必要なものは何か、変えられる悩み、変えられない悩みは何か、苦しんでいる人を助けるとはどういうことか。

こぐま日和

落ち込んで自信をなくしていた時に読んだ。心にすっと染みわたり、涙が溢れた。

身の回りの大切な人、大切なものの存在を再認識させてくれた。人生の視点をそっと変えてくれた。

疲れてしまった、どうしようかと感じた時に手にとってほしい一冊。

次に読む本

泣くな研修医(中山裕次郎)

主人公の雨野が、駆け出しの研修医として、己の信念や理想と現実とのギャップに翻弄されながら成長していくストーリー。シリーズとして、第4弾 まで発売されている、その第1作目。先輩の女性医師の佐藤、同期で都会育ちの川村、飲み会で知り合う女友達のはるか。世間がもつ医師というイメージとはかけ離れた、等身大の若者の成長を描く。

こぐま日和

著者自身も現役医師であるため、研修医の描写にリアリティがある。時折、女友達、女性の上司との恋愛の要素も垣間見え、テンポがよく、ライトで読みやすい。ラストでの雨野の過去が描かれる場面では、押さえ込んでいた悲しみと苦しみが一気に伝わり、涙なしでは読めない。この雨野が医師として一人の若者としてどのように成長していくのか、どちらかと恋に発展するのか、と次回作が気になる一冊。

こぐま日和

ホスピス医と、研修医(新人外科医)と同じ医師だが、キャリアも専門性も違う両者。

だが、共通するのは、“患者とどう向き合うのか”ということ。

『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』は患者から逃げ出すことをもかつは経験し、今は患者に寄り添う伴奏者として、『泣くな研修医』は医師として走り出したばかりのいわば現在進行形。患者との距離感も模索中。

『あなたの強さは、あなたの弱さから生まれる』はホスピス医の立場はあるものの、主体は“現代人そのもの”、『泣くな研修医』の主体は“医師そのもの”、その対比もおもしろい。

この記事を書いた人

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こぐま日和

二児の母。読書好きで、文芸書からビジネス書まで幅広く読む。出産前は病院勤務。
育児の傍ら、教養を高める目的で、FP、簿記の3級を取得。現在は英検1級取得を目指している。勉強は趣味。
水泳、料理が得意。夢は海外旅行とブログで収入を得るようになること。

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