あらすじ
大学生になるまで読書歴ゼロ年だった著者が、読書の魅力についてまとめた一冊。各章の終わりごとに、著者おすすめの三冊を紹介。一冊の本から、あなたの人生は変わる。
大学生になるまで、漫画以外の本は一冊も読んでこなかった著者ですが、大学四年間で一万冊以上(金額にして一千万円分)の本を買い、全て読破されたとのこと。読書歴ゼロ年から本の虫に転身した著者の「本の読み方」に、「わかる、わかる」と頷き、「本って、こんな風に読むこともできるんだ」と新しい世界を垣間見ることができました。
次に読む本
『仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ』(川上徹也・著)
出版取次の大手企業「大販」に入社した主人公、大森理香。慣れない土地と興味が持てない仕事に心が折れかけたとき、上司に連れて行かれたのは尾崎市にある小さな小さな本屋「小林書店」。店主の由美子さんの話を聞いていく内に、理香は本の魅力を知っていく……。
本書では、架空の主人公・理香視点のパートと、実在する本屋「小林書店」にまつわるエピソードパートが交互に描かれています。
理香の成長物語としても充分楽しめますが、私が興味深いと思ったのは、「小林書店」のエピソード。
「なぜ本屋が傘を売り始めたのか?」「アマゾンに勝った話」「本屋にとって取次は親」など、本書のタイトルに偽りなしな「仕事で大切なこと」が語られています。
二冊とも「本」や「書店」がメインテーマとして扱われています。「人生」と「仕事」について、それぞれ大切なことが書かれており、自分の視野が広がるのを感じました。
そして、本を扱う「書店」という存在がいかに自分にとって大事な場所か再確認できました。
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