あらすじ
超低金利時代の現在では、昔のように普通預金や定期貯金にただ預けているだけでは、いつまで経ってもお金のゆとりは生まれません。お金を増やすには、まずは家計簿をつけてお金の見える化から始めましょう。コツコツ貯められる人は一定収入から強制的に貯蓄分を資産形成に回せる人です。お金を増やすためには外貨・株式・保険・不動産などへ積極的に投資をしましょう。そして投資はできるだけ短中期ではなく、長期分散投資をすることをお薦めします。
本書で紹介するドルコスト平均法を使った長期積立投資では、どんなときもフラットに一定額を購入積み立てをしていくことで最終的に利益を得る可能性が高くなる特徴があります。そして初心者でも始めやすいメリットがあります。長期投資は複利を味方にできるので、できるだけ若いうちから始めることをお薦めしています。
様々なお金についての本を読んでおりますが、本書は初心者向けにとてもわかりやすく書かれています。学校や家庭では教えてくれない資産運用ですが、大切なのは正確な情報に基づく正しい投資をすることです。私は45歳過ぎてからお金の勉強を始めましたが、長期投資がお薦めの最大理由は複利を得られることです。若さは投資をする上で最大の武器となります。自分の若い頃に知っておきたかったことですが今となっては勉強不足を反省しています。その分、自分の子供や若い後輩たちへは教えるべき知識であると強く感じました。
次に読む本
お金が増える米国株超楽ちん投資術 ~たぱぞう著
25歳から株式投資を始めた筆者は、最初は国内株式投資であれこれ学び、35歳から始めた米国株投資が資産形成への近道だとする結論に至っています。なぜ米国株なのか。日本企業との収益性の違いや、人口増加による消費成長が望める、投資に見合った法整備などの良い条件が揃っているからです。米国はITイノベーションで世界経済の中心でもあり市場成長性が高いこともあります。20年間株式保有しつづければ確実に上がるという過去統計もあり、ゼロ金利を続ける日本ではありえません。 本書では米国株の購入方法から、保有期間、おすすめ商品、個別銘柄など、目的別の購入方法を学べます。
本書を読んで株式投資の考え方が大きく変わりました。株式は先が見えないためこれまではギャンブルと同じだと考え避けてきましたが、最近楽天iDeCoを始めたのをきっかけに株式へ興味が沸きました。iDeCoでは国内インデックスや国債を中心に配当しておりましたが、本書から米国株の将来性に大きな魅力を感じ、iDeCoの配当を米国株式7割と国内株式3割へ変更しました。全配当を株式に変えたことによる元本割れは怖いですが、老後資金を少しでも多く残すためには、長期積立の米国株ならば増やせそうです。会社員ではiDeCoは月23000円が限度ですが、つみたてNISAの米国株式も始めようと考えております。
お金についての勉強は楽しいですね。新たな投資方法を学ぶことで人生プランの選択肢が拡がりますし、自分にあった商品を探すことは新しい発見にもなります。両書では長期の積立投資が失敗の少ない投資だと教えてくれます。投資信託は手数料が高いイメージがあり、これまで避けてきましたが、楽天iDeCoで米国株のおすすめ商品を選択できることがわかり、早速乗り換えました。お金の知識を得たのなら、まずは実践してみることが重要ですね。インプットしたら即アウトプットしてみる。試行錯誤が重要と考えます。
コメントを残す