あらすじ
お金について全く知識を持たない素人の著者大橋弘祐氏が、経済評論家の山崎元さんに相談する会話形式で表現した本書。
貯金・投資・生命保険・年金・確定拠出年金など、知っているとトクすることを項目毎に分かりやすく表現されています。
◆お金を安全に持っておく編
・定期貯金よりもマシな方法
・1万円だけでも投資をすると勉強になる。
◆少しリスクをとって運用する編
・投資信託はこの2つを買え
・素人が手を出すべき「インデックスファンド」
◆トクする制度を使って運用してみる編
・NISAの始め方
・確定拠出年金の始め方
◆お金使う編
・家はもつべき?
・生命保険・医療保険は加入すべきか?
現在の低金利時代には、銀行に貯金するだけでは安全とは言えません。株や投資信託などのリスクを嫌うケースもあるかと思いますが、少しのリスクをとることでお金についての知識を学べることは、人生に不可欠なお金を考える機会に繋がります。
本書では無駄な生命保険の見直し、節税効果の高い確定拠出年金、NISAなどの金融商品を学び、お金の運用方法の基礎的知識を学べます。
次に読む本
本当の自由を手に入れるお金の大学 両@リベ大学長著
YOUTUBEでリベラルアーツ大学を運営する両学長によるお金の知識の基礎編です。
本書の50%は「お金を貯める方法」について書かれており、残り45%が「稼ぐ方法」と「増やす方法」、5%が「守る方法」「使う方法」で構成されています。
重要なことは本書の95%を占める「貯める力」「稼ぐ力」「増やす力」であるとしています。経済的自由を得るためには、まず浪費をなくし、この力を身につけることが大切です。
まず家計を年100万円節約し、年収を年100万円増やし、この浮いた200万円を年利5%で20年間運用する。これだけで7000万円弱の資産を築くことが可能です。
◆お金を貯める力
固定費見直し~スマホ代、電気料金、生命保険、住宅、車、税金
◆稼ぐ力
転職、副業~会社にバレない副業の方法
◆増やす力
株式投資~インデックスファンド、不動産投資
両学長の知識が凝縮された一冊で、YOUTUBEチャンネルを合わせて拝聴することでより深い理解が得られます。
私は本書がきっかけで、加入していた医療保険を見直し、年間およそ8万円の節約が出来ましたし、副業を始めることも出来ました。
会話形式と図解がとてもわかりやすく、老後の備えを始める40代50代の方や、これから社会人になる若い方へもお薦めします。
この2冊に共通する内容は、従来の「貯金する」という考えにプラスして、「お金を増やすため」の投資や節税を行うことが重要だとしており、お金の知識を増やすことが人生の不安を減らし、より豊かにしてくれると説いています。
前著が「お金の増やし方」にフォーカスしているに対し、後著は「貯める力のつけ方」、「副業で稼ぐ方法」にフォーカスしており、どちらも必要かつ重要な知識であり、これらの選択肢の中から自己のライフプランにマッチしたものを選んで、まずはできることから始めることが肝要だと教えてくれます。
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