AIの壁 人間の知性を問いなおす(養老 孟司)の次に読む本

あらすじ

「バカの壁」など著作をもつ筆者が、棋士(羽生さん)、経済学者、哲学者、数学者との対談を通してAIと人間の知性の違い、人間らしさを考察した書籍です。 AIに対して様々な問いをたてて自分なりに人間という存在を読み解いていくヒントになる書籍です。そこには絶対的な正解はありません。

各章から印象に残ったフレーズを紹介しておきます。あなたはそこから何を考えますか?

「人間は時系列を意識しながらインプットをしていく生き物」 「人間や社会は変わるものなのに、世の中は変わらないという前提で統計というものが幅を利かせていて、それがAIが学習するデータになっているんです」 過去から現在・未来へと流れを読み解くと新たに見えてくることは多そうです。

「AI導入で社会がどう変わるかを議論する前に、人そのものをどう見るかが大事」 「独創性ですら演出できるとすれば人間が理解している芸術とは何かという理解もないといけない」 AIで仕事がなくなるなどの言説に惑わされるのでなく、ヒト、つまり自分に目を向けて思考を重ねていきたいですね。

次に読む本

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考(末永 幸歩)

アンリ・マティス、パブロ・ピカソ、マルセル・デュシャンなど20世紀のヨーロッパの代表的な画家達の作品群を題材として、問いを自らたててその解を提示することの大切さがビジュアル付きで非常にわかりやすくまとめられている本です。 アートといういつのまにか人々が勝手にはめてしまっていた枠組みそのものを破壊したアンディー・ウォーホールの「ブリロ・ボックス」など、美術史を学んだことのない方にとっては目から鱗となるでしょう。

そら丸
そら丸

AIを題材に人間に対して様々な問いをたてている本が「AIの壁 人間の知性を問いなおす」だとすると、こちらは20世紀美術を題材に人間に対して問いを立てることの面白さがわかる本といえます。

この記事を書いた人

そら丸

ユニークな視座、データ分析から発見、感動体験、幻想的な美的体験が脳汁の源です。

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