あらすじ
“我が主様”の元へ魂を導く死神は、ゴールデンレトリーバーの姿で地上に派遣される。雪の中死にかけたところを看護師の菜穂に保護された”レオ”は、ホスピスで暮らすことに。 死神レオは、地縛霊達を無事に導くことが出来るのか?
にゃんこくらげ
可愛い天然死神、レオ。気取ってるけど、どうも菜穂のペースに巻き込まれてカッコがつかない。 ホスピスの患者達に寄り添い、その未練を断ち切っていく様はほっこりした謎解きといったかんじ。 ところが後半から、物語は急展開を見せて… ハラハラさせられながらも温かい1冊でした。
次に読む本
『旅猫リポート』有川浩
人のサトルと猫のナナ。 一人と一匹は銀色のワゴン車で旅をする。懐かしい人たちに会う為に。ナナの新しい飼い主を探す為に。
にゃんこくらげ
ラストは読めるものの、そういうことではなくって、そこに辿り着くまでの経過を大事に描くのが有川さんの魅力だと思います。 サトルはかつての友人達にナナの貰い手をさがして会っていきますが、1つ1つのエピソードが素敵。私は特に「02 ヨシミネ」とか好きだな。「03 スギとチカコ」も捨てがたいけど。
にゃんこくらげ
犬と猫。どちらも動物が語る(犬の方は実は死神だけど)心温まるストーリー。 犬も猫も昔から人間の良きパートナーだから、こういった温かいお話になるんでしょう。犬派にも猫派にも、両方の作品を読んでもらいたい。
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