当サイトでは、アフィリエイト広告を利用しています

死ぬほど好き(林真理子)の次に読む本

あらすじ

8人の女性が恋愛の中でもがき、苦しみ、懸命に生きる姿を描いた短編集。表題の『死ぬほど好き』は、一人の男性に熱烈なアプローチされた女性が登場します。男性のたたずまいを冷静に分析したり、独自の恋愛観を皮肉を交えながら語る彼女は、彼に選び出され、愛されていることに鼻高々でした。恋愛に必死になる姿を隠すそぶりは痛々しいほど。しかしそんな状況は静かに消え失せていきます。そのとき彼女はどのような行動をとるのでしょうか。ホラーともとれる恋愛小説です。

次に読む本

何者/朝井リョウ

大学生たちの建前と本音、人間味あふれる小説。主人公とその「仲間たち」が就職活動を通じて出会い、お互い助け合って内定へ向けて動き出します。パターン化した就職試験、真っ黒に化した集団面接、名刺代わりのSNS、何度も頭に入れた自己PR。経験した者にしか分からないリアルな「シューカツ」描写に、過去の自分自身を重ねることができます。彼らの就職活動はどのような終わりを迎えるのでしょうか。

はつゑ
はつゑ

恋愛に溺れる哀れな女性が痛々しく、同時に恋愛に振り回された過去の自分を重ねていました。だからこそ、登場する女性を全面的に否定できないのです。失敗したって良い。恥ずかしくたって良い。そんな愚かな自分を見捨てず一生懸命に生きようと、読了後気持ちが晴れる作品をまた読みたいと思ったとき、次にこの作品を選びました。仕事、恋愛、勉強・・・もがく作中の人物たちに思いをはせることで明日もまたちょっとがんばろうと気力をくれる物語たちです。

この記事を書いた人

はつゑ

はつゑ

地方のしがないOLはつゑです。娯楽から人生相談まで、お供にこんな一冊いかがですか?鬱々とした学生~新卒時代、本に救われた経験をどなたかにお役立てできない模索中。。文学作品、ノンフィクション、ビジネス書、哲学書にも挑戦中です。林真理子氏の世界を味わえるようになってきたアラサー。

  • ブックマーク

この記事を応援する

1日550円(消費税込)で、この記事をトップページで掲載し、目立たせることができます。広告費の一部は、レコメンド記事執筆報酬に割り当てられます。