あらすじ
いわゆる「ぼっち大学生」の希絃(きいと)が同じ大学に通っているYoutuber天気アメンズの一員である環花(わか)と通学中のある出来事がきっかけで出会うことになる。
希絃は人に言っていない秘密があった。
環花もまた人には言っていない悩みがあった。
二人の悩みはもちろん同じではないのだがどちらも「顔」に関係しているもの。
物語全体としては前向きな気持ちになれない希絃に環花がいろいろな働きかけをしていきます。その過程で希絃は環花だけでなく天気アメンズのメンバーにも自分の秘密について打ち明けていきます。
表紙や帯から、単純なぼっち大学生とYoutuberの恋物語かなと想像してしまいがちだがそうではないです。
希絃の過去が語られるシーンは胸が詰まる思いで読みました。恋愛要素は案外少なめですが個人的には満足度の高い作品でした。
次に読む本
最初の作品はYoutuberが出てくる小説となっています。そして次に読んで欲しい本は実際にぼっち大学生でYoutuberであるパーカーさんの本です。パーカーさんを知っている人が「#チャンネル登録してください」を読むと希絃の姿は完全にパーカーさんになると思います。いよいよYoutuberが小説になる時代になってきたなと時代の移り変わりを感じました。
ひとりの時間が僕を救う(パーカー)
あらすじ
ぼっち大学生の日常を動画にしているYoutuberパーカーさんのエッセイです。
動画投稿1年で登録者数40万人という急上昇っぷり。
ぼっち大学生がどんなことを考えているのかを知ることが出来ます。動画ではあまり語られることのない恋愛や過去の事も書かれています。
Youtubeで見ている人は当時の様子を想像しやすいと思います。動画でも話題になっている独特な言い回しが本の中にもあり、スイスイと読めて笑える表現も随所にあります。
ぼっち要素が強い僕が読むとかなり共感度の高い内容が出てきました。身近にいたら友達になれるのでは・・・と想像してしまいましたがどちらもぼっち体質なので難しいか・・・と何となく落ち込みました。
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