あらすじ
閉店が決まった「西武大津店」を軸に、不思議女子「成瀬あかり」と接点がある主人公たちの短編小説集です。
この本のキーワードは「西武大津店」です。閉店が決まった後の出来事が書かれています。
地元デパートの閉店は、今や大多数の日本人が体験しているのではないでしょうか。地元駅の象徴としてそびえ立つデパートがなくなる・・・あの独特の悲しい気持ちは世代を超えて共通するものがあります。
「西武大津店」「成瀬あかり」という2つを軸に物語が進みます。主人公たちと成瀬の距離感が絶妙で、「ああ、わかるな。この距離感。」と共感できるポイントがたくさん散りばめられている超おすすめ本です。
次に読む本
「成瀬は信じた道をいく」(宮島未奈)
「成瀬は天下を取りにいく」から数年経過し、成瀬あかりが高校生から大学生へと変わっていく出来事が書かれています。
不思議女子「成瀬あかり」と接点がある主人公たちの短編小説集です。
この本のキーワードは「びわ湖大津親善大使」です。
大都会でも田舎でもない滋賀県大津市。地元愛が強めの人、地元を離れたけど時々戻る人、たまたま大津市に住んでいるだけの人・・・愛の強さが様々な人が登場します。主人公たちの「成瀬あかり」との距離感が絶妙です。
やはり「ああ、わかるな。この距離感。」と共感できるポイントがたくさん散りばめられている超おすすめ本です。
おススメポイント
「成瀬は天下を取りにいく」は、2024年の本屋大賞に選ばれた本です。2冊は「成瀬シリーズ」としてAmazonで販売されています。
・共感ポイントがたくさんある
・主人公と成瀬あかりとの絶妙な距離感
が、多くの日本人が「ああ、わかるよ」と思える本です。久しぶり読書のリハビリ本にもおすすめ。
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