あらすじ
資本主義のカラクリを図解を交えてわかりやすく解説。資本主義は作業分担によって仕事効率が上がり生産性も増加しました。しかし、一人で仕事が完結しないことで、会社や資本家に依存しなくては生活できなくなった。
仕事の対価である給料は、生産できる最低限の能力に対してお金を払っており、最低限以上に働くと、資本家の収益が増えていく。
その結果、残業を増やすほど資本家の利益が増えていくことになる。資本主義の本当の姿が見える一冊。
本書では資本主義を否定して共産主義へ促すような内容ですが、その必要はないと感じます。これまで、資本主義によって競争や画期的なアイディアによって生活が豊かになりました。競争の原動力は「資本を大きくしたい」ことに集約されていると思います。資本主義を否定するのではなく、仕組みを理解して上手に立ち回ることが賢い戦略に感じます。
次に読む本
「ニューノーマル時代の自分で稼ぐ力」(もふ社長@もふもふ不動産)
日本でも終身雇用の崩壊、コロナによって経営が傾き失業するリスクも顕在化しました。
自分を守っていくためにも会社員+副業が時代を乗り越えるための一つの武器になり得る時代になりました。
巨大化した資本主義の世界+変化の激しい時代+日本雇用の崩壊を前に、副業を選ぶときに重要な要素を知ることができます。
それは「楽しそう、参入障壁が高い、稼いでいる前例がある、短時間で稼ぐことができる」こと
これらを意識して副業を選べば個人で稼ぐことができるようになって、会社に頼らず自立することができる。
上記の条件をクリアしている副業を本書で詳細に解説しています。
メディアで叫ばれている「副業推進」を見ても具体的な副業方法がわからなかった。しかし、著者が稼いできた具体的な方法が1ページ1項目でまとめてありわかりやすい。
お金を稼ぐ、自分でビジネスをしていく上で必要なステップの踏み方、方法論を知ることができます。
おススメポイント
資本主義が肥大化した社会の構造や仕組みを知ることなくサラリーマンとして働いています。私たちを雇っている経営者の思惑、株主の考えを知らなければ会社を攻略することもできません。そんな仕組みを知りつつ、資本主義社会でうまく立ち回るには「お金」が必要になります。資本主義の仕組みと上手な生き方である「会社員+副業」の全体感を掴むことができると思いお勧めします。
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