なぜ少子化は止められないのか (日経プレミアシリーズ)(藤波匠)の次に読む本は

あらすじ

テレビや新聞、ネットニュースでもよく取り上げられる「日本の少子化問題」は、非常に深刻な状況です。
本書は、2人の登場人物によって対話形式で話が進められ、「なぜ子供は減るのか」「どういった改善方法が有効なのか」などについて、統計データを基に専門家が易しく説明しています。
少子化は自分には関係ないと他人事で終わらせる方も多いが、今の私たちが将来安心して生きていくためには必ず改善していかなければならない問題で、子どもの出生率の低下について改めて考えさせられるおすすめの一冊です。

ころん

子どもを育てていくには「経済面」や「育休による女性のキャリア問題」など、解決すべき課題が多く潜んでいることを実感させられました。
未婚の立場として本書Aを読みましたが、「私が結婚して子どもを育てることになったとしても、少子化問題は何も変わらないだろう」と、諦めている人間の一人でもあります。
しかし、一人ひとりがきちんと意識しなければ、私たちだけでなくこれから生まれてくる赤ちゃんが、もっと苦労してしまうことを改めて考えさせられました。

次に読む本

未来の地図帳 人口減少日本で各地に起きること(河合雅司)

少子化問題に伴い日本の人口は、年々減少の一歩を辿っております。
今の状況がこのあと数十年も続くと、一体日本はどうなってしまうのでしょうか?
また、今ある47都道府県は、遠くない未来にも維持できているのか?
地域別の将来推計人口のデータを基に、今後、日本で起こる具体的なことを説明した一冊です。

ころん

子どもの出生率が下がると経済状況に悪影響を及ぼし、これからの生活が厳しくなるという視点しかありませんでした。
しかし、これからも当たり前のように存在すると思っていた47都道府県すら、維持できなくなる可能性があることに気づかされました。
今思い返すと地域の人口が減少するのに伴って学生が足らず、廃校にしなければならない学校も増えており、絵空事の話ではないのだと考えさせられました。

おススメポイント

ころん

少子化問題について私は、「国の経済が衰退する」という狭い視点でしか、物事を考えられていませんでした。
しかし、「47都道府県が維持できなくなる」という、私とは違った視点に興味をそそられました。
このページを読んでいる方のなかには、私のような方も当然いらっしゃることでしょう。




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