あらすじ
著者自身の二十代から四十代のあいだの日々の暮らし、社会に役立つため行動する前向きな姿勢。それらを機関誌に投稿してきた内容をまとめた一冊。本書はエッセイというより実際に著者が体験した出来事、出会った人々との交流で感じた事をもとに書かれた随筆。著者の温かい人柄がよく伝わり、紆余曲折あった約二十年間を、毎日丁寧に生きてこられたことがすごく伝わる内容になっています。

エッセイや、随筆はあまり興味がなく読まなかったのですが、私とほぼ同世代の著者。
ライターとして二十年以上にわたり機関誌に投稿されているということに大変興味を持ち読み始めました。
日々どんな生活を送られてるのか?
著者はすごい行動力でびっくりしました。私は現在子育てと仕事の両立でいっぱいいっぱいですが、日々の忙しさに振り回されることなく、著者のように自分自身に少しだけでも向き合ってみる。その方が自分のためになるんじゃないかと。年齢なんか気にせず、やりたいことが、見つかればすぐ挑戦する。その気持ちが大事だと教えていただきました。正直、子育てと仕事の合間に時間を作って挑戦していくのはなかなか厳しいものがあります。それを自分のためであると同時に、人の役に立つものであれば続けられるのではないか!と本書を通して感じ、私自身も行動してみたくなりました。著者のように日々丁寧に生きていくことで、ちょっとした気づきにも敏感に反応できると思います。
次に読む本
お探し物は図書室まで・青山美智子
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた町の小さな図書館。その図書館に個性的な風貌と行動でユーモアのある司書さん。
その司書さんに「なにをお探し?」といわれ、それは本?自分の人生?登場人物は司書さんの言葉にハッとさせられます。
司書さんから何冊かの本の紹介と可愛い付録をわたされる。一見、自分には何の関係がある本と付録なのか?
読んでる側も、??
何でこの本を紹介して、何でこの付録を渡されたのだろう?と疑問に思い、どんどん読み進めていきたくなる物語。

本書は、”アメリカの雑誌『TIME』の「2023年の必読書100冊」に選ばれ、海外でも高い評価を受けている。”という、記事が目に入り、表紙のデザインもかわいくて読み始めたのがきっかけです。
本文に登場する5人の人生や仕事に悩んでいる姿をついつい自分自身と重ねて読んでしまう。
あー、わかるわかる。
変わらないといけないのがわかっているのだけれど、そんなにすぐ切り替えて行動できない。そんな時に突如と現れる司書さん。
悩みと関係のない本を紹介したり、関係のない付録をプレゼントしたり??
読み進めていくうち、
自分とは関係がないと思われた本が、それぞれの人生を変えるきっかけになる。それが読んでる側もウキウキしてくる。
私もそんな司書さんに出会いたい!
途中、アレこの人?って、、、とつながるとますますページをめくるスピードが加速していきます。
おススメポイント

エッセイという形での日々の暮らしを綴った本。
それを現実にあるようで無いようなユーモアをまじえた内容に変化した物語として読むのも楽しいと思います。本書は暖かい気持ちになり、ほんの少しでも行動を起こしてみたくなります。
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