「カフネ」(阿部暁子)の次に読む本は

あらすじ

実の弟が急死し失意のどん底にいた薫子は、弟の遺言状にあった財産分与の人物、恋人のせつなと再会する。せつなは、食生活が乱れた薫子の食事の世話をするうちに、薫子を自身が勤める家事代行サービスのボランティアに誘う。利用者の部屋を完璧に掃除する薫子、栄養バランスの取れた食事を作るせつなは意気投合し、お互いの得意を活かしつつ助け合う存在になっていく。

性格が全く違う薫子とせつなが次第に距離を縮める様子が面白かったです。
お互いに助け合い、支え合う関係になるのですが、自分の得意なことを活かして人を支えることは可能なのだな、と実感しました。人を助けられるような特技なんてない・・・と思わずに、どんな人でもできることはあるのだと考えました。

次に読む本

「対岸の家事」(朱野帰子)

専業主婦の詩穂は、隣に引っ越してきたワーキングマザーの礼子や、育休中のパパ友の達也、一人暮らしの知美、小児科に嫁いだ晶子と関わるうちに、自分にできることは何かと考え始める。彼らの情報をいちばん持っている詩穂を中心に、それぞれの人が得意なことを活かして、助け合う関係になっていく。

とても優しい性格の詩穂は、眼の前で困っている人のために自分ができることはないかと常に考えてしまいます。専業主婦だから、ワーキングマザーだから、父親が育休中・・・一見うらやましい立場の人たちなのに、ものすごく困っています。お互いの得意を活かしつつ、助け合う関係になっていくことは可能なのだな、と考えさせられました。

おススメポイント

この2冊は、同じような特徴があります。
・環境がバラバラの登場人物が助け合う関係になっていく
2冊の登場人物たちは、決して完璧ではありません。得意なことと苦手なことを持ち合わせています。得意なことを活かして助けあう関係は、今後の社会に必要なのではないかと考えさせられました。




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