「妻が口をきいてくれません」 野原広子の次に読む本

あらすじ

妻と娘、息子との4人暮らし。毎日小さな不満はありながらも、平和に暮らしてると思っていたが、ある日突然妻が口をきいてくれなくなった。すぐ機嫌を治すだろうと思っていたが、1週間たっても、2週間たっても、妻は口をきいてくれない。職場の上司の助言どおりに行動してみるが、逆効果。いくら考えても原因が分からないまま、5年がたち、ついに夫は離婚を決意する。

chie
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妻の立場から見れば、夫とはこんなに鈍感な生き物なのか、と絶句する。夫の一つ一つの言動が妻を追い詰めていることになぜ気が付かないのか。「なぜそんなに上手に地雷を踏めるんだ・・・」とため息すらでてしまう。そこまでしてなぜ妻の方から離婚を切り出さないのかも、妻から見えば明白である。そして私がそう言えるのは、同じような経験があるからだ。これは、フィクションでありながら、乳幼児を育てる家庭ではよくある「本当にあった怖い話」である。

次に読む本

「妻のトリセツ」 黒川伊保子

脳科学的に、男性には理解しがたい妻の言動や思いをわかりやすく解説している。そして、「こんな言葉を自然と言える男性ステキ!」と思うほど、著者は子育て中の妻がほしい言葉をリアルに表現している。妻の気持ちがよく分からない、もしくは妊娠中の妻を持つ男性にぜひ読んでもらいたい一冊です。

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妊娠中、授乳中の女性のホルモンは忙しい。小さな命を守ることに必死な母は、他のことにかまっている余裕はないのだ。妻の自分でもよくわからないモヤモヤの原因を、著者は的確に表現していて、「自分の中のイライラの原因はこれか!」とハッとさせられた。

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「妻が口をきいてくれません」は、子育て家庭では起こり得ることである。そしてそれでも離婚しないのは、やはり「愛」がまだどこかにあるから。口喧嘩しているうちはいい。話さない日々が続くと、今度は話しかけるのも怖くなる。同じ家にいるのに、愛があって結婚したのに、そんなの悲しすぎる。悲しい結末になる前に、口喧嘩できるうちに、ぜひ愛のある一言を呟こう。そうすれば数十年後、「あのとき離婚しなくてよかった」と思える日がくるかもしれない。




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