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「82年生まれ、キム・ジョン」(チョ・ナムジュ著、斎藤真理子訳)の次に読む本

あらすじ

主人公が、他人が憑依したようにふるまい、その間の記憶がないという場面から始まる。心を病んだ引き金は、出産・育児のために、仕事を諦め生活を大きく変え、一方で世間からは「ママ虫」と蔑まされる辛さにある。しかし、その背景には、幼少時から蓄積された生きづらさがあり、キム・ジョンの半生を振り返る形で描かれている。

イルカ
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本書は韓国女性が主人公ですが、韓国同様、日本は女性、男性ともに自殺率が高いことで知られています。日本の自殺者の約7割が男性で、その主な理由が「経済・生活問題」、男性にとっても生きづらい世の中であることを示しています。今の日本の生きづらさ、多くの男性にも自分ごとです。

イルカ
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同調圧の強い、韓国と日本。その生きづらさに多くの人が共感した「82年生まれのキム・ジョン」。 著者があとがきで願っているように、世の中のひずみに目を向けて声を上げていくことは大切。一方で、社会や組織が変わるには時間がかかります。 そこで思考転換、読みたいのが、「売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放」です。自分の働きたい会社は自分で作るを成功させた、84年生まれの中村朱美さんの本です。

次に読む本

「売上を、減らそう。たどりついたのは業績至上主義からの解放」(中村朱美)

中村さんは、「佰食屋」の経営者。文字通り、一日百食をランチ時間のみ提供している。メニューを限定、顧客満足度を高めることで、口コミで人が集まる。広告宣伝なし、食材ロスなしなど経営に無駄がない。「自分がやりたくないことはやらせない」方針で、夜の勤務なしなど店で働く人たちにやさしい。飲食業界の常識を覆す発想に、開業前、専門家はうまくいかないと非難したが、事業が軌道に乗った現在、合理的で斬新なビジネススタイルが評価され多くの表彰を受けている。

イルカ
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売り上げを減らす、従来の経営とは真逆のアプローチ。新しいことをしようとすると、周りから必ず否定の声が上がります。めげずに開業し成功させた中村さん、ゲーマーの彼女は、一番手強い敵、最後に出てくるラスボスは「自分」だといいます。自分の道を切り拓くときに必ず現れるラスボス。そのラスボスに立ち向かう勇気をもらえる一冊です。

この記事を書いた人

イルカ

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本、音楽、太陽が大好き。願いかなって海と山の近くに住んでいます。人間の発明のなかで、本はもっともありがたいものの一つ。

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