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仮面病棟(知念実希人)の次に読む本

mizuno
水野

映画化される、ということで読んでみました。病院が舞台、というのが知念さんらしいですね。

あらすじ

ネタバレがあります。

主人公の外科医速水は、先輩医師の代わりに、臨時で当直医を引き受け、田所病院へ来た。その夜、ピエロの仮面を被った男が病院へ来る。人質の川崎愛美は銃で撃たれてケガをしている。

ピエロは愛美のケガの手当てと、田所病院で夜を明かすことを要求する。院長は要求を受け入れる。

院長は、事を荒立てずに朝が来るのを待つ方針だが、速水はピエロの意図を探り始める。そのうち、速水は、田所病院の秘密にも気づく。

田所病院は、臓器移植を行っていた。単なる移植ではなく、ホームレスの臓器をお金持ちの患者に売りさばいていたのだった。

次に読む本

わたしを離さないで(カズオ・イシグロ)

介護人として働くキャシーが、過去を振り返る形で物語が展開していく。同じ施設(ヘールシャム)で育ったキャシー、トミー、ルースの三者の関係が、淡々と描かれる。

mizuno
水野

臓器移植繋がりで選びました。ピエロの話も、ほんの少しだけ出てきます。

ヘールシャムで育った子供たちは、実はクローン人間で、臓器提供のために生まれ、育てられてきた。 何回か臓器提供すると、体が耐えられず、死を迎える。

ルース、トミーは臓器提供者として使命を果たす。キャシーは二人を見送ったあと、介護人としての仕事を終え、臓器提供者となる。

mizuno
水野

臓器提供者として生かされていることを、キャシーたちが受け入れるのが凄いなと思いました。自分だったら、理不尽な状況を受け入れられるだろうか。

mizuno
水野

時限病棟(知念実希人)では、田所病院がまた舞台となります。こちらもおススメです。

この記事を書いた人

水野 史土

水野 史土

年100冊読む読書家。本屋大賞のようなエンタメ系文芸を好む。テッド・チャンの影響で最近はSF作品が多め。

本業はホームページ運用支援で、実績は月70万PV。著書は「WordPressユーザーのためのPHP入門 はじめから、ていねいに。第3版」他。

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